- 超音波検査とは
-
超音波とは周波数が高く耳に聞こえない音のことです。治療と診断に利用されていますが、診断用として使われるのは1〜20MHz(106Hz=1MHz)の周波数のものです。その超音波の反射を利用して、しこりなどを写し出しています。小さなしこりや触らないしこりの描出も可能です。
X線のように被曝の心配もなく、くり返し検査できるのが長所です。
●検診での乳腺超音波検査は●
検査時はついたてやカーテンなどでしきりを作り、プライバシーが守れるようにしています。ゼリーという液を胸につけ、表在用プローブ(乳腺では、7.5〜10MHzを使用しています。)という器具で乳房をすべらせながら、全体をくまなく観察します。その時、機械の画面に光などが入ると画面が見えにくくなるため、部屋を暗くしています。
●検診でよく聞かれる質問をまとめましたので、日頃疑問に思っていることの参考にしていただけたらと思います●
- Q1:超音波検査で何がわかるの?
- A:乳腺の中にあるしこり(乳がんや良性のしこり)を見つけます。自分では気がつかない小さなしこりも超音波検査で見つけることができます。
☆すべてのしこりが乳がんというわけではなく、多くは良性のしこりです。
- Q2:病院に行くようにいわれたけど、何科に行けばいい?
- A: 外科の受診をおすすめします。できれば、乳腺外科のある病院が良いでしょう。
- Q3:妊娠中、授乳中でも受けてだいじょうぶ?
- A:超音波検査は安全ですので、安心して受けてください。しかし、妊娠中・授乳中の乳腺は、ホルモンの影響をうけ乳腺が著しく厚みを増し、正常の乳腺とは違うため、妊娠、授乳の時期が過ぎた後、もう一度検診を受けることをおすすめします。ただし、自覚症状のある方は早めに病院を受診して下さい。
- Q4:乳がんは遺伝するの?
- A:祖母、母、姉妹、おばに乳がんにかかった人がいる場合乳がんになるリスクは家族歴のない人の2倍になるといわれてますが、乳がんそのものが遺伝するのではなく、乳がんになりやすい体質が遺伝するためと言われてます。
- Q5:何歳まで乳がん検診は受けたほうがいいの?
- A:日本では40〜50歳が好発年齢といわれてますが、すべての年齢層において、乳がんが増えていますので、検診を受けることをおすすめします。
参考文献
・乳房アトラス【改訂版】 佐久間浩
・乳がんカウンセリング 福富隆志
|